メモパッド

江戸一 五右衛門のメモパッド

【大切なことはニーチェが教えてくれた】

引用
疲れたらたっぷり眠れ



自己嫌悪に陥った時
何もかもが嫌になった時
何をしてもくたびれる時
元気を取り戻すためには何をすべきだろう。


ギャンブル?飲酒?流行のリラックス療法?
ビタミン剤?旅行?



そんなことよりも、食事をして休んでから
たっぷりと眠るのが1番だ。

しかも、いつもより多くだ。

目覚めた時、
新しい力がみなぎる別の自分になっているだろう。

ここまで


寝すぎは体に悪いというものの
年に数回程度なら私は害は無いと思う。

むしろ、健康に良いとさえ思う。

自分の欲求に純粋に寄り添い、
それを満たしてあげる。


「明日は何もしない」と決め、
前日の夜にカレーを仕込み
炊飯器にタイマーをかける。

朝干した洗濯物を風呂上がりに畳み、片付ける。


次の日の朝。

カレーを温めなおして
ポットでお湯を沸かす。

ゆっくりと時間をかけてコーヒーを入れる。

熱湯の湯気と一緒に
ふわっとコーヒーの良い香りが鼻を通り抜け
寝起きの頭に朝を知らせてくれる。


もう一度、お湯を注ぎ
香りが立ち上がってくるタイミングに合わせて
身体中にコーヒーの香りが行き届くように
深く息を吸う。

「ハァ〜〜〜目覚めるぅ〜〜」
独り言とともに息を吐き出す。


ゆっくりと朝食を食べて
ゆっくりと食器を洗い片付ける。


少し冷めてきたコーヒーに
ポットのお湯を少し足して
リビングの木製のテーブルにカップを置く。

「コトッ」

私は、ガラス製のテーブルが苦手だ。

物を置いた時に甲高い音がなるからだ。

見栄えは素敵なものが多いし、
コースターを敷けばいいのだが、
ガラステーブルはどこか冷たさを感じるというのも苦手な理由なのだ。


木製のテーブルに
カップを置いたときの心地よい音が
脳を刺激する。


今日は何もしない日だ。



コーヒーを飲み干し、ゆっくりと洗い
洗面所で歯を磨く。


ベッドルームに戻り、しばしボーっとしてみる。


心地よい眠気がやってきて
枕に顔を埋めて、目を閉じると
スッと眠りにつく。


趣味は寝ることの私にとって
こんなにも贅沢な日はない。


目が覚めると、
オレンジ色に染まった綺麗な空が見える。


本当に何もしない日だ。




おもむろにクイックルワイパーを取り
部屋中をゆっくり拭きあげる。


愛犬を連れて散歩に出る。


あっという間に真っ暗になる。


本当に何もしない日だ。


この時点でかなり頭はスッキリしている。
体も軽い。


夜もぐっすり眠ったけれども
眠れるか不安な人は、運動すると良い。


私の場合は寝る3時間前とかがベスト。

風呂入る前に運動すると
覚醒してしまうのか寝付けなくなる。

夏場は暑さの寝苦しさも手伝って
より寝付けなくなる。


翌朝は頭も体もスッキリしていて絶好調だ。
何もしなかった翌日は「何かしたい!」という欲がコンコンと湧き上がってくる。


ぜひとも一度、試してみてほしい。

初めの時期は、
何もしないことに焦りを感じるかもしれないけれど
繰り返していくことで
自分に許可を出す感覚も得られる。